ものすごく妖怪を引き寄せやすい体質の人間の少年。妖怪だらけのオボロマ市では毎日妖怪に絡まれている。好奇心旺盛でむしろ自分から妖怪に絡みに行くこともある。
ほとんど無表情で喋り方も淡々としているため、クールキャラに見られがちだが…ご覧の通りカメラを向けられるとノリノリでピースするタイプである。感情の起伏は一応人並みにあるらしい。アホ毛は感情に合わせて様々な動きを見せる。
ただ物心ついた時から当たり前のように妖怪を見てきたため、恐怖心だけはやっぱり乏しいかもしれない。ちょっとの異形くらいでは全く動じないし、ポルターガイスト現象が起きてようが余裕で眠れる。
見知明のいるところには頻繁に怪奇現象が起きていた。彼自身は妖怪に寄られまくっても気に病まず、妖怪たちとつるむのを楽しんでいる節すらあったが、あまりにも変なものに巻き込まれるものだから周囲がとうとう音を上げてしまった。
かくして中学校進学を機に、関東からオボロマ市の妖怪研究者の伯母(万尋)に引き取られることとなった。実親から半分捨てられたようなものだが、これでもう気を遣わなくても済むナア…と本人はそこまで深刻に捉えていないようである。
いくら妖怪に親しみを持っているとはいえ、気を抜いていると悪意あるやつに取り憑かれるため、数珠やお守り、お札やお清め塩スプレーなどの除霊グッズを常に持ち歩いている。
どんなに対策しても絶対に除霊できない何かが1体だけ憑いている。たまに見知明の身体から顔を出して彼を心配する素振りをしたり、気持ちを代弁するかのような表情を見せる。オボロマ市に引っ越す時にも憑いてきていたが、自分にも周囲にも危害を加える様子はないので気にせず放っている。
一部の妖怪的にはなんかすごいエネルギーの塊みたいなものらしく、彼に寄ってくる妖怪の中にはその肉や血を狙っているものもいたりする。
紅藍もその一体であり、たびたび血を狙われているが、毎回追い返している。