No.758
長い
紅藍さんは怖い噂が具現化して、いつしか強めの…っていうかかなり強い自我を得たバケモン
たぶん最古の記憶(自我の芽生え)は噂の内容通りに人間ブッコロリーしたところで、己はそういうものであると生まれながらに理解した
その通りにすると当然人間は怖がるし、怖いという気持ちが彼の生きる糧、より恐れられるための力になることも本能的に知っていた
より多くの人の恐怖心を求めてあっちこっちを血に染めてきた
(具体的な数決めてないけどまあ少なくとも3桁はいってんじゃないかな 何とは言わんが)
他のバケモンとも…一時的に手を組んだり利用することはあったかもしれないけど、恐怖心を奪い合う相手であり、蹴落とす対象でしかない
何十年もそういう生き方をしてきたから、愛されることなど知らない
自分は嫌われてなんぼのものだと思っている
それはそれとして自分自身のことはたぶんめちゃくちゃ好きなナルシスト(だからこそ長年存在を維持できたところはある)だが、人からもバケモンからも好意を向けられたことはなかったし、それでいい、そうあるべきだと思っている
そんな中で自分に本気で友愛の感情を向けるもの(花子)に出会ってしまった
花子もまた噂話から生まれた(発生経緯が似ている)バケモン…のはずだけど、怖がらせるとは真逆のことをやろうとしているし、なんかやたらパワーあるし、人間を襲いたい自分の邪魔はするし、そのくせ(彼にとっては)得体の知れない感情を向けてくるし……
ということで紅藍さんにとって花子ちゃんは憎たらしい宿敵であるのと同時に、ある種恐怖の対象でもあるのだ
花子ちゃんに会ってしまったせいで彼のやりたいこと全部台無しになってますからね
こんな小娘に恐怖心を抱いてしまっていることにますます苛立ってしまうというワケです
畳む
#紅藍 #はなやぎ花子
紅藍さんは怖い噂が具現化して、いつしか強めの…っていうかかなり強い自我を得たバケモン
たぶん最古の記憶(自我の芽生え)は噂の内容通りに人間ブッコロリーしたところで、己はそういうものであると生まれながらに理解した
その通りにすると当然人間は怖がるし、怖いという気持ちが彼の生きる糧、より恐れられるための力になることも本能的に知っていた
より多くの人の恐怖心を求めてあっちこっちを血に染めてきた
(具体的な数決めてないけどまあ少なくとも3桁はいってんじゃないかな 何とは言わんが)
他のバケモンとも…一時的に手を組んだり利用することはあったかもしれないけど、恐怖心を奪い合う相手であり、蹴落とす対象でしかない
何十年もそういう生き方をしてきたから、愛されることなど知らない
自分は嫌われてなんぼのものだと思っている
それはそれとして自分自身のことはたぶんめちゃくちゃ好きなナルシスト(だからこそ長年存在を維持できたところはある)だが、人からもバケモンからも好意を向けられたことはなかったし、それでいい、そうあるべきだと思っている
そんな中で自分に本気で友愛の感情を向けるもの(花子)に出会ってしまった
花子もまた噂話から生まれた(発生経緯が似ている)バケモン…のはずだけど、怖がらせるとは真逆のことをやろうとしているし、なんかやたらパワーあるし、人間を襲いたい自分の邪魔はするし、そのくせ(彼にとっては)得体の知れない感情を向けてくるし……
ということで紅藍さんにとって花子ちゃんは憎たらしい宿敵であるのと同時に、ある種恐怖の対象でもあるのだ
花子ちゃんに会ってしまったせいで彼のやりたいこと全部台無しになってますからね
こんな小娘に恐怖心を抱いてしまっていることにますます苛立ってしまうというワケです
畳む
#紅藍 #はなやぎ花子